コラム合戦~夏の陣~#13
経験価値マーケティング
要約
マーケティングの一つに消費者に忘れられない経験を提供することで、生涯顧客価値を究極的な目的とする経験価値マーケティングがある。利点としては1対1なので経験として記憶に残りやすいこと、FOMOを利用できることが挙げられる。問題点としては、失敗例になるが、「コスメとブランドの世界観を体験してもらう」が目的のはずが、同時に並べられていたフライドチキンの香りによって目的が阻害された、などである。
感想
経験価値マーケティングは、従来の広告が商品そのものの利点をアピールする事で、合理的な判断から商品を購入してもらう形式であったのに対し、消費者に対し満足感や感動を与えることによる心理的な判断で商品を買わせる形式であるように思う。しかし、失敗例に挙げたように物事が混在し、複雑になると問題が生じるのは、経験則ではあるが、何に関しても同じだなと感じた。例えばよく横文字を使って複雑に物事を説明しようとする人がいるが、意図が伝わり難いという点で同じである。結果としてこのハイコンテクストな伝え方では、往々にして細部までは伝わり難い。ここでは世界観がそれで、ある程度具体的に感じられた方が良い世界観が、フライドチキンによって阻害される可能性を考えなかったため、微妙に抽象的になってしまったのではと感じた。とある方の言葉を引用させて頂くが、まさにハイコンテクスト(複雑なだけで)なノームコア(凡庸極まる)だと感じた。
FOMO:fear of missing outの略称。友人が参加している楽しいイベントに参加しそこなってしまうことに対する恐怖心のこと。
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