コラム合戦~夏の陣~#8
ニンテンドースイッチ、大ヒット生んだ超・普通のマーケティング戦略
要約
2017年3月からの累計販売台数が2000万台目前となったニンテンドースイッチ。これほどのヒットを記録できたのは何故なのか。その背景には見事なマーケティング戦略があった。
マーケティングには4Pという言葉があり、任天堂は、
競合と比較して高価ではなく買いやすい価格設定(Price)
在庫が増えて割引されることのないよう一定の品薄状態を続けて定価販売で流通させる出荷台数の管理(Place)
SNSや『ゲーム実況』と呼ばれる動画配信にしっかりと対応する現代的な広告手法(Promotion)
ソフト面では、昔から人気のある任天堂オリジナルソフトを中心としたキラーコンテンツを提供し、ハード面では携帯性、シェアプレイの利便性など、現代人のライフスタイルに順応(Product)
といったこれらをうまく組み合わせたことでスイッチの商品価値を落とすことなく、発売以来順調な販売推移を保っていたのである。
感想
さすが任天堂様だと思いました。11月にはポケットモンスター新作、12月には史上最大規模の参戦キャラを予告した、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALなど怪物級のソフトが控えており、今から発売が楽しみです。
注釈
4P…Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:広告
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