コラム合戦～夏の陣～＃３

ハガキでリピーター維持

要約

フランスのコスメブランド「イヴ・ロシェ」は早くからデジタル・マーケティングと紙メディアをうまく活用し、全世界に多くの熱心なファンがいる。数々のマーケティングを行ってきたなかでも特に注目を浴びているのが他社では行っていないDMのパーソナライゼーションである。ダイレクトメールに加え、「共通の告知」と「個人へ向けた告知」がバランスよく配置されたハガキを3ヶ月ごと（ちょうど商品を使い切るタイミング）に送ることによって顧客の印象に残りやすくなる。

感想

新商品等の告知のハガキを受け取ることは多々あるが、個人に向けた内容のものはほとんどない。情報技術が急激に発展している現在、顧客の情報を元にパーソナライズ化することは難しくないはずだ。今回のニュースから読み取れるように、顧客の心理、行動の分析をいかにうまく利用するかが重要である。今後情報技術が発展していくにつれて生み出されるであろう新しいマーケティング戦略に期待したい。

注釈

パーソナライゼーション:顧客の様々な情報を基に、その人に向けた最適な情報を提供すること。